「――いっ、いやっ! せ、先生っ……何をするんですか……!?」
  太陽が赤々と燃えながら沈み、東の空を夜の帳が覆い始めてきた下校時刻の頃合い、白麗女子学園のグラウンドに設置された体育教官室の中で、由麻が萎縮しきった震え声をあげる。
 目の前にいるのは、この教官室の主とも言える体育教師――片桐だ。
  由麻は今、異様な雰囲気を放ちながら迫ってきた彼にテーブルの上に押し倒され、制服のスカートが捲れ上がって露わになっている股間に手を伸ばされて、すっかり怯えきっていた。
「は、離れて、くださいっ……! あぁ、やだっ……やめ、てぇ……!」
 獲物を追い詰めたハンターのように不敵な笑みを浮かべる片桐の下でもがきながら訴えようとするも、口から出た声は恐怖のせいでかすれてしまっている。
  「クククク……! その怯えきった情けない顔、部活で活躍してる時とは本当に別人だな」
 そう言って唇を歪ませる片桐の顔が、由麻の目には鳥肌が立ちそうなくらいにおぞましく映った。
「この状況でやめろと言われて『わかりました』なんて言うわけないだろ? 潔く諦めろ……!」
「うぁ、ぁっ……! い、やぁぁ……」
 由麻の心の中に暗い絶望感が広がっていく。
 近くのグラウンドで行われていた部活もすでに終わり、教師達さえも下校を始めている……この体育教官室で何が起きようと他人が介入してくる可能性は皆無と言っていいだろう。
 逃げられない……助けも来ない……哀れな少女の運命はすでに決まっていた。
(何で……どうしてこんな事に……? あたし、片桐先生の事……信じたかったのに……!)
 胸の中に芽生えかけていた片桐への好感が崩れていくのを感じながら、由麻は今まさに自分を襲わんとする悪漢を呆然としながら見上げるのだった――

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 ある日の部活の最中、普段通り練習に励んでいた由麻が、ふとした油断から足首を捻ってしまった。
 怪我自体は大したものではなかったが、大事を取って由麻は練習から外れ、体育教師として部活を見物に来ていたという片桐に保健室へと連れてこられた。

 不在だった養護教諭の代わりに片桐に処置を施してもらう間も、由麻は自身の失態を悔やみ、そして部活を休む事への焦燥感を抱いていた。
(こんな怪我しちゃうなんて……何やってるんだろう、あたし……)
 包帯に巻かれていく足を見つめながら、由麻は内心で呟く。
(練習を休んだら、取り戻すのに倍の時間がかかるのに……あたしには、休んでる時間なんてないのに……!)
 それは苛立ちではなく悲嘆に近く、いつもは明るく取り繕っている表情もすっかり暗い影を落としていた。
「……長谷部、焦るのはわかるが、無理をすれば怪我が悪化するだけだ。今は治療に専念しろ」
 ふと顔を上げてきた片桐が発した一言。
 自分の心情を的確に察したかのような発言に、由麻は驚きに小さく肩を震わせる。
 ここで無理をして練習を強行すれば、怪我が悪化するばかりか選手生命を左右しかねない致命的な問題に繋がる可能性もある。
 そんな事は由麻にだってよくわかっている。
 だがそれでも由麻にとって練習を休む事は、言うなれば信仰している神への背信に等しく、おいそれと認められる事ではなかった。
「なぁ、長谷部? どうしてそんなにバレーがしたいんだ? お前はただバレーが好きってだけでやってるわけじゃないんだろ?」
「えっ……!?」
 さらっと投げかけられた言葉に、由麻は心臓が縮み上がる思いになる。
「な、何を言ってるんですか、やだなー、先生……あたしからバレーを取ったら何も残らないっていうのに。あはは……」
 笑ってごまかそうとするものの、頬が引きつっているのは由麻自身自覚していた。
「……お前がバレーをしてる姿は、他の学生にはない必死さを感じるんだよな。一生懸命を通り越して、何か強迫観念めいてるというか……事情はわからんが、少し無理をしすぎてないか?」
「うぁ……!? そ、そんな、ことっ……!」
 重ねて踏み込まれ、今度こそ由麻は返事に詰まってしまう。
 今まで他人の前では内気な弱い心を隠して、明るく振る舞ってきた。
 自分がいつも胸の中に秘めている、不安で凝り固まっている暗い思いは誰にも見せてこなかった。
 しかし、それをこの片桐には見抜かれてしまった。
「もし、何か不安や悩みがあるなら聞くぞ? 気休めにしかならないかもしれないが……」
(ううっ、この先生、本当のあたしに気づいてるの……? あたしの事、わかってくれるの……?)
 見抜かれて驚いたものの、自分の深奥に触れられた事に由麻はわずかな安堵も覚えていた。
 先ほど足を痛めた時にも同じバレー部員の仲間達は心配してくれたし、他人に気遣われた経験がないわけではもちろんない。
 しかし、ずっと隠していた本来の自分を心配されたのは初めてで、その事を嬉しく思う気持ちが心を暖かくしたのだ。
(片桐先生……本当にあたしなんかの事を心配してくれてるのかな? この人は信用してもいいのかな……?)
 片桐は教師なのだし、学生が思い悩んでいたら親身になるのは当然の措置と言えよう。
 だが例えそうだとしても、今の由麻には救いの手を差し伸べられていると感じずにはいられなかった。
「俺が力になれるかはわからないけど、力になれるようには努力する。だから少しは頼ってくれていいんだぞ?」
 重ねて告げられる片桐の言葉。
 それに心を揺さぶられた由麻は、今まで誰にも明かす事の無かった自分の中に抱えていた弱さをぶつけることにした。
「そ、それじゃ、あの……先生……あたしの話、聞いてくれますか……?」
 いつも他人に見せる顔とは違う、自信のない自分をさらけ出して由麻は片桐の目を見つめ、静かに語り出した。
「あたし、両親が元バレーボール選手で……そんな二人から、自分達を超える選手になるように、って子供の頃から教育されてて――」
 自分が今部活で活躍できているのは、両親から施された英才教育とも言うべき指導のおかげである事。
 由麻にとってバレーボールは両親からの期待に応え、喜んでもらうための手段であり、だからこそずっと頑張って打ち込んできた事。
 バレーボールで結果を出すために、弱気な心を隠していつも元気で活発な偽りの自分を演じている事。
 ……そして、そうまでしてバレーボールに心血を注いできたのに、今はもう両親が側にいない事。
 誰にも話していなかった自分自身の事を、由麻は気づけば片桐にすべて語っていた。
「……ずっと、精いっぱい頑張ってきたんです。なのにこんな風に怪我をしちゃって、練習を休まなくちゃいけないのが不安で、仕方なくて……」
「……そうか。そんな事情を抱えていたのなら、頑張りすぎてしまうのも無理はないさ」
 話を聞いて、片桐は真摯な顔つきで頷いてから、真っ直ぐに由麻を見つめた。
「まあ、それでもたまには休憩が必要だ。きっと今回の怪我は、根を詰めてる長谷部に休めって神様が言ってるんだよ」
「……そう、なのかもしれないですね……」
 子供に言い聞かせるような説得だが、その言葉を由麻は素直に受け止められた。
 自分がさらけ出したすべてを最後まで真剣に聞いてくれた片桐に、由麻は心を寄せ始めていたのだ。
(でも……本当に信じていいのかな? あたしなんかの事を、こんなに心配してくれる人がいるなんて、信じられないよ……)
 ここまで安堵した気分になっているのに、また弱い部分が顔を出し、疑心暗鬼になる。
 ネガティブすぎる自分に嫌気が差すものの、長年の性分が簡単に解消できるわけもない。
 そして、図らずもその疑念は正しかった。
 片桐が由麻に本性を現すのは、この日から一週間後の事だった――

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(……確かに、優しくしてくれた先生を信じきれなかったけど……でも、こんなのってないよぉ……!)
 貞操の危機を目前とし、由麻は予想だにしなかった現実に、胸の内で怯えと嘆きが湧いて止まらなくなる。
 そんな由麻を見下ろしながら、片桐はなおも唇を歪め、酷薄な薄ら笑いを向けた。
「フフッ、ようやくお前を犯せるな……しっかり下準備を進めてきた甲斐があったってもんだ」
 あの保健室での出来事以来、片桐は由麻に事あるごとに親身になって接してきていた。
 しかし、それも片桐にとっては由麻を犯すための布石に過ぎなかったのだ。
「ど、どうしてっ……何で、あたしなんかを、お、犯すって……」
 騙されていた事へのショックで混乱しながら、由麻はつい思ったままを口にする。
「『あたしなんか』か。つくづく自己評価の低いお前らしい言葉だが、俺は『お前だから』こんな真似をしてるんだよ」
「あ、あたし、だから……?」
「まず見た目が合格点だ。そして、その弱い心にも欲望がそそられてたまらない……躾けて支配してやりたくなるからな」
「し、支配……?」
 さも当たり前のように語る片桐の言葉に含まれた意味を、由麻は何一つ理解する事ができなかった。
「……さあ、お喋りはこれくらいにするか。さっきからコイツも待ちかねてはち切れそうになってるからな」
「ひっ……!?」
 いよいよ欲情を堪えきれなくなったか、一方的に話していた片桐がズボンのファスナーを開けて中から大きく膨張した男性器を取り出し、由麻に見せつけてきた。
(な、なにこれ……男の人のって、こんな風になるの!? これが、あたしの中に入ってくるなんて……そんなの無理っ! 無理だよぉ!)
 そこに現れた男性器は竿肌に血管が浮き出て先端部分も破裂せんばかりに膨らんでいる、禍々しいとしか表現しようのない姿をしており、その異形に由麻はこれまで味わった事のない恐怖を感じた。
「覚悟しろよ、長谷部……! 今、お前を支配してやるからなぁ……!」
「ひぃぃいっ!? いやっ、あっ……うぁあああぁ!?」
 まだ覚悟も決まらないまま由麻の両足は片桐によって引き寄せられ、捲れたスカートの奥に潜む陰部に向けて亀頭が当てられる。
 男根の熱い感触に由麻が一段と身を引きつらせるのに対し、片桐は柔らかな恥丘の肉感に興奮を募らせて、侵入に邪魔な布地を即座にずらし、そのまま腰を突き出した――
「うひぅううううううっ!?」
    自身の体内に無理矢理異物が入り込んでくる感覚と共に、肉が裂かれるかのような激痛が陰部に走り、反射的に由麻の口から苦悶に満ちた叫び声があがった。
 純潔の証を無残に突き裂いた片桐の肉棒は、無垢な穴を広げつつ膣洞内部へと侵入していく。
「ククッ、処女膜をぶち破っちまったな! このまま奥まで一気にいくぞっ!」
「うぁああっ……いやっ、もうやめてぇぇ! あっ、ああっ……んぁああああぁ!」
 今まで味わった事のない未知の苦痛に由麻は全身を震わせて懸命に首を振って拒絶の意思を示すも、凶悪な肉塊は我が物顔で膣穴の奥深くまで容赦なく潜り込む。
 処女膜を破られた事――初めてを奪われた事で、由麻は自分が犯されたという実感をはっきりと覚え、女性器を襲う痛み以上に辛く悲しい感情が腹の底から迫り上がってくる。
 初めては好きな人と、などという乙女らしい夢があったわけではないが、こうして強姦で奪われるのはいくらなんでもやるせなさが過ぎる。
(うああぁ……こんな……こんなのが初めてだなんてぇっ……! どうしてっ……どうしてあたしってこんなひどい目にばっかり遭うのぉ……!)
 自身に襲いかかった不幸に、由麻は嘆かずにはいられなかった。
「よぉし、全部入ったか……! ハハッ、いい締め付け具合だぞ! さすがはバレー部のエースだけあって下半身がよく鍛えられてるな!」
 打ちひしがれる由麻をよそに、片桐は男根に感じる若い牝肉の心地に愉悦の声をあげた。
 そのまま摩擦の快感も味わおうと尽きる事のない欲望に任せて腰を動かし始め、破瓜の傷を負ったばかりの肉穴を犯しにかかる。
「ああああっ!? いやぁあ! うっ、動かないっ、でぇぇ! ひぁあ、んああっ……いやあああっ!」
 肉棒の鋭い突き込みを膣内に食らうたび、さらなる刺激と苦しさが生殖器に生じ、全身を硬直させながら由麻は泣き喚く。
(もういやぁっ……! 痛いのもっ、苦しいのもやだぁ! 犯されるのいやっ……もうやめてぇぇ!)
 心の中でそう願っても、暴力的な抽送を続ける片桐には届くわけもなく、その状況がますます由麻を失意の底に沈めていく。
「いい反応だ、その泣き顔を見てると支配してるって感じがしてたまらんぞ! そら、もっと泣け! 喚いて俺を楽しませろ!」
 慟哭する由麻を見て、片桐は嗜虐心をますます煽られながら男根を肉穴へねじ込み、血と愛液で濡れる媚肉との擦れ具合を味わっては、生々しい粘膜の肉感を貪り続ける。
 片桐の興奮を示すように男根も膨張していき、それを膣穴の中で感じ取った由麻がなおも恐怖と嫌悪に駆られ、より甲高い声で泣き叫ぶ。
「うぁああっ! やあぁ! もうやだぁあっ! だめっ……ああっ! あぐぅう! 動いちゃだめぇッ……いやぁああぁ!」
「ハハハッ! そうやって嫌がられれば嫌がられるほど余計に犯したくなるってもんだ! そら、こっちの感触も楽しませてもらおうかっ……!」
 さらに興に乗った片桐は手を由麻の胸に伸ばし、制服の前を開いて露わになった乳房を鷲掴みにしてはグニュグニュと乱暴に揉みしだきだす。
「ひあぁああ……! やだっ、胸までぇ……んひぃいい! そんな強くっ……うあぁ、潰れちゃうぅぅ!?」

 優しさの欠片も無い、ただ牡が欲望を満たすだけの行為にさらされても、由麻は自分の身体を蹂躙される恥辱に抗う事も敵わず、ひたすらに泣き悶えるしかできない。
「見た目よりもボリュームがあっていいオッパイじゃないか! 揉み心地もよくてたまらんぞ! もっと味わわせろ!」
 女の象徴である柔房を思いのままに弄び、片桐は興奮と共に肉棒もさらに滾らせ、まさに由麻の全てを貪る勢いで淫らな責めを繰り出す。
「いやっ、あっ! んぁああっ! やぁ、もうっ……しないでくださっ……あひっ! あっ、あぁ……うあぁああっ!」
 いくら拒もうとしても執拗に繰り返される凌辱に、由麻は絶望の闇に沈む一方となり、体力も気力も潰えてしまっていた。
「うあぁ……やっ、あひぃい! やぁあぁ! いやっ……あひっ! んひぃぃい!」
「おっ……ククククッ! ショックで頭もトンできたか! いいぞ、これこそ支配というものだな!」
 乳房を揉まれる刺激とペニスによる抽送に反応して声を発するばかりとなった由麻に、片桐は手応えを感じて頷き、興奮を乗せた腰使いで加速したピストンを見舞って、若い肉穴を望むままに嬲り尽くす。
 ぬめる膣肉と竿肌が擦れ合い、突き入れる亀頭に牝襞が纏わり付き、加えて穴全体が収縮して肉幹を圧迫する心地よさに、片桐は全身が茹だるような高揚感を得て、同時に自身が限界に差し迫ってきた事を察知する。
「くっ、おおおぉ……! かなりいい感じになってきたな! このまま射精してやるぞ! 中出しで終わりにしてやるっ!」
「うあああ……おっ、終わりっ……んぁあ! あっ、あああぁ……!」
 いよいよ限界に迫り、獣のような獰猛なピストンに切り替えながら片桐が告げた言葉が、由麻の朦朧となっている頭の中に染み込んでいく。
(あああっ……! お、終わるっ……終わるぅ……! 終わるなら早くっ……! 支配でも何でもいいからっ、早くっ、終わりにしてぇぇ……!)
 避妊もしていない状態で膣内に精を放たれるというのに、絶望に染まりきっていた由麻はこの残酷な行為が終わる事のみに囚われ、解放を望む心でいっぱいになる。
 そんな由麻に鋭く突き込むうち、片桐も猛烈な快感に呻きを漏らしながら腰をブルブルと震わせ、遂に放出の瞬間を迎える。
「出すぞ……! 初物マンコで男のザーメンをとくと味わえ!」
「ああっ、終わってっ……もう終わってぇっ! うあっ、ああぁ……あああああああっ!」
 ビクンと肉棒が膣内で跳ねたかと思うと、膨れきった亀頭から勢いよく精液が噴き出した。
    勢いよく膣の中で弾ける衝撃と熱い感触に由麻はポニーテールを振るって絶叫する。
「ひぁあああっ!? うぁっ、あああぁぁ! どんどんくるっ! 入ってくるぅぅう! いやああああっ!」
 今まで味わった事の無い、腹の底が焼け付くような感覚に脳の処理が追いつかなくなり、子種を注がれるたびに狂ったかのように激しく身悶える。
「お前のマンコがここまで出させてるんだぞ! そらっ、まだまだくれてやるからなぁ!」
 初めて受ける膣内射精に女体を引きつらせて喚く由麻の姿を楽しみながら、片桐は痛快な思いに駆られるままに何度も欲望を吐き出し、自身の支配の証を少女の腹の中に容赦なく刻みつける。
 そうして尋常ではない量の白濁が注ぎ込まれるうち、だんだんと片桐の精が尽きる様子を見せ始め、狂乱の体となっていた由麻の望みがようやく叶う事となる――
「そらっ、全部出してやるぞっ! これで終わりだっ!」
「あひぃいいいいいいいっ!?」
 最後の一塊を撃ち放たれ、それを受け止めた由麻は大きく尻を弾ませた後、精根尽きたようにゆっくりと身体を弛緩させていく。
 遂に凌辱が終わった事への安堵は元より、今まで泣き叫んでいたせいで消耗しきってしまい、もはや抜け殻となったかのように視線を宙に向け、性交の痛みや絶望すら感じる余裕もなく朦朧となっていく。
「ククッ、初めてのセックスですっかりへばっちまったか……だが、この程度は小手調べだ。俺の本当の支配はこれからなんだからな……!」
 すっかり呆けきる由麻を見下ろしながら、片桐が鷹揚に告げる。
 しかし由麻の意識にはその声は届いておらず、一切の反応を示さずに酸素を貪るように大きく呼吸を繰り返すばかりだ。
「あうぅ……ぅあぁ、はうぅ……うぅ……ひぅ、んあぁ……」
「聞こえちゃいないか……まあいい。これから骨身に染みるぐらい俺の支配を味わわせてやるぞ、由麻……! ははっ、ハーッハッハッハッ!」
 片桐の不敵かつ豪快な笑い声が室内に響く。
 この放課後に起きた恥辱の事件を皮切りにして、長谷部由麻の淫辱に囚われた日々が始まるのだった――